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[OurPlanet-TV] "テレビは 被曝リスクを どう 伝えたか?" (4月 14日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1347
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1346
全部 見終わるには けっこう 時間が ... (これでも 番組の 一部です)。
後半での 広河隆一さんの 発言から、

(被曝リスクの 報道について 語る) その前に、スリーマイルなんか 典型的ですけど、事故が 起こって すぐに その 地域の 保健局長が 女性、特に 妊婦と 子どもを 逃すんです。

そのことで、彼は 怒りを 買うんです。 つまり 原子力を 守らなければ いけないと 思ってる 人たちに、国と 原子力産業に よって 怒りを 買い、彼は 更迭 (こうてつ) されるんです。

それで 保健局長が 更迭されて、新しく 保健局長に なった 人間が やったことと いうのは、その 辺りは ガンの 発生率も 全米と いっしょだと いう、そういうことを 発表していく。

住民は おかしく 思う、なぜ そんなことに なるのか わからないと。

だけど よく 調べたら、人口の 水増しが 行なわれていた。 つまり、5マイル圏の ガンの 発生率を 調べるのに、人口だけ 15マイルまで 広げてしまう。 そうすると 全米と 同じに なってしまう。

(今に 至っても) テレビで 同じことが いわれていて、スリーマイルでも ガンの 発生は ないんだと。


(国が) 事故の 起こった 後に やったことは、この 事故の 意味を 単純化 してみると 結局、人々を 人質にして 原子力産業を 守った、その 一端で きちっと 役割を 果たしたのが 報道だった、メディアだったと。

そのために 裏付けとして ダイジョウブだ、安全だと いうことだけを いう 人間が 導入されていった。 だから ぼくは 犯罪と いうのが、表で キャスターたちが しゃべっている その 場所じゃ なくて、背後に あると。

だれが 選んだのかと いう、あれだけ 全局が 合わせて ああいう 人間たちを 選んでいくと いう、そのことに 対して、これじゃ ダメなんだと いう ジャーナリズムは どこにも なかった。

国とか 原子力産業の 広報の チャンネルでしか なくなってしまった、それが 現在も 続いているわけでしょう。 人々は まだ 今でも 人質に なってるじやないですか。 ...

だけど 人々を 外に 逃がそうとは 誰も いわない、逃してしまったら、そこは 危険だと いうことを 認めてしまうから。

いったん 出した 安全宣言で 原子力産業を なんとか 守らなければ いけない。 特に 今は 世界中の 原子力産業の 危機だ、守るのは 人々の 命では なく 産業なんだと。 それが 徹底して 行なわれてるわけです。



そして 昨年 3月 16日 記者会見での、枝野官房長官の 発言 「ただちに 影響は ありません」 の 全文が これ。 このとき 測定された 放射線量の 数値は 0.33mSv/h つまり 330μSv/h です。

本日 測定され、発表された 数値については ただちに 人体に 影響を 及ぼす 数値では ないと いうのが、概略的な ご報告で ございます。 ただちに 人体に 影響を 及ぼす 数値では ないと いうのが、現在の 概略的な 数値の 状況で ございます。

建物の 中に いてください、あるいは 20km より 内側については (それより) 外に 出てくださいと いう 状況の 指示を いたしては おりますが、現時点ではここで 観測されている 数値はそこの 地域で 外で 活動したから ただちに 危険であると いう 数値では ございません

そのことは ぜひ 多くの 皆さんに ご理解を いただければと いうふうに 思っております。

新聞と 比べても TV は 当初から 突出していますね。