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[U.S.A. での 評価について]

田川建三氏は 荒井氏の ライバルだったと 聞いていますが、半世紀前の 学位論文以外 引用されることは なく、それさえ 最近の マルコ伝研究では 引用も されなく なりました。

http://markwaterman.blogspot.com/search?q=%E7%94%B0%E5%B7%9D%E5%BB%BA%E4%B8%89
U.S.A. や ヨーロッパの 研究者の 間では、彼らの 読める 言語で 書かれた 論文でしか 評価が されないようだ。
アジアに おいても フィリピンは キリスト教国だし 韓国には 多くの 教徒が いるのだが...
Waterman さんは カソリックの ようですね (まちがっていたら ごめんなさい)。 ところで、U.S.A. において カソリックは どう 位置づけられるのか?
A. ジーグフリードに よれば、U.S.A. で その人口の 多くを 占める アングロサクソン系移民の ほとんどは プロテスタントだが、第一次大戦の 後 カソリックを 信仰する 層が イタリア その他からの 移民という ワクを 越えて 無視できない 勢力と なっている。
その 大きな 理由に、プロテスタントが 人々を 教会に つなぎ止めることの できなくなった その 求心力の 衰えに あると 彼は 推測している。
つまり、キリスト教信仰が もはや 生活の 中心では なくなったときに、「無神論」 へと 向かう 労働者層は 別として、カソリックに 特徴的な その 「華麗な聖堂」 や 「宗教的礼拝」 という 目に見える 形で 人々の 教会への 関心を つなぎ止めようとする プロテスタント側の 変質が カソリックプロテスタント 両者の 違いを あいまいな ものにし、結果として 内面的な 束縛の より少ない カソリックの 教徒が 増えたようにも 考えられます。
U.S.A. における 研究者たちの 動向を 知るうえで、直接的では ないとしても、こうした 背景を 頭に 入れておくのも いいかも しれません。