メモ・厚生労働省 予防接種・ワクチン分科会 第45回 副反応検討部会 議事録
厚生労働省 予防接種・ワクチン分科会 第45回 副反応検討部会 (2020年 1月 31日) 議事録https://t.co/XowDGFsgho
— seki_yo (@seki_yo) March 29, 2020
それでは議題3「HPVワクチンの情報提供について」に入ります。... 資料18、19について御意見を頂戴したいと思います。(桃井眞里子氏)
— seki_yo (@seki_yo) March 29, 2020
HPVワクチンに関しては痛みの問題が一番注意すべきところであると思っています。(永井利三郎氏)
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一般の方の中に5%ぐらいは痛み過敏の方がおられますし、その中で本当に激しい方もおられるので、やはりリーフレットに書くのはいいのですが、医療者に関しては、口頭で説明する、(永井利三郎氏)
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「痛みは大丈夫ですか」ということをお聞きして接種するという配慮が必要なのではないか。(永井利三郎氏)
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御存じのように欧米では、その痛み過敏の人には希望を聞いて、痛み止めを使いながら接種をしている等、実際にアメリカ、カナダは完璧にやっていますし、そういうようなところまで配慮してもいいのではないかと私は思っています。(永井利三郎氏)
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統計的なデータを持っているわけではありませんので、そこは申し訳ないのですが、よその国の状況を見ると、そういうことをやってもいいのかなと考えています。(永井利三郎氏)
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ありがとうございます。痛みをどうやったら軽減できるかという論文も出ているようです。(桃井眞里子氏)
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接種する際に看護師と話しながらなどの状況の中で接種をすると、痛みは軽減されるというような論文もあったように記憶をしています。それは非常に大事な側面であろうと思います。(桃井眞里子氏)
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1つ、十分考慮しなければいけないと思うのが、この行政用語を分かりやすくするというところで、最もポイントになるのは恐らく「積極的にお勧めすることを一時的にやめています」と、(長島公之氏)
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この言葉の示す意味を具体的に記載するというところで、ここは十分によく考えていただいて、分かりやすく、でもしっかり伝わるようなことを御検討願えればと思います。(長島公之氏)
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これも大変おっしゃるとおりだと思います。お勧めしていないというようにとりますので、お勧めしていないものは誰もやりませんので、正確に内容が伝わる言葉を是非、工夫していただきたいということです。(桃井眞里子氏)
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同じように、副反応と副反応疑いという言葉も、差は一般の方には全く分かりませんので、この辺も是非、留意をして、なかなか難しいコミュニケーションですが、工夫をお願いしたいと思います。ほかにはいかがでしょうか。(桃井眞里子氏)
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もう1つ、自治体の皆様にもよく御理解していただくということが重要です。リーフレットという形ではなく、例えば通知という形になるかもしれませんが、(長島公之氏)
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まず自治体の方に、リーフレットを変更した意義と趣旨というものを十分に理解していただくような連絡なり通知というものの御検討をお願いできればと思います。(長島公之氏)
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おっしゃるとおりだと思います。前回のは、リーフレットがほとんど利用されなかったという事実があります。その辺をどのようにクリアしたらいいか、是非、御検討ください。(桃井眞里子氏)
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青リーフレットとオレンジリーフレットは、接種の前と接種の後ということだったのですが、接種の後にお渡しするオレンジリーフレットは医療機関にあっても大丈夫だと思うのですが、(多屋馨子氏)
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例えば青リーフレットは、接種対象者の方に自治体から送付するなり、お渡しするなりということまでは現時点で考えておられるのでしょうか。(多屋馨子氏)
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今の点は、1つ前の資料の所に対象者全員に個別送付ということがありましたので、是非、それでお願いできればと思います。(長島公之氏)
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今日、つくづくながめて気が付いたのですが、国際情勢は書かないのですか。我が国のデータは沢山紹介されているのですが、国際情勢についてはほとんど記載がありません。(佐藤薫氏)
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確か、WHOの推奨などがあったと思いますが、その辺も触れないのですね。接種を勧める、勧めないということではなく、それも重要な情報の1つだと思います。(佐藤薫氏)
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私たちに国際情勢はなかなかは分かりにくい部分もあるので、それを見た上で判断していただいたほうが、よりフェアなのではないか、と少し思いました。(佐藤薫氏)
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それに関しては、おっしゃるとおりだと思います。非常に大規模の調査の結果や、科学的エビデンスの高い国際的に発信されている情報は、お伝えするほうがより理解が深まると思いますので、是非、その辺も御検討いただきたいと思います。(桃井眞里子氏)
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資料19の2ページ目の改訂のポイントの2項目、3項目の所に、子宮頸がんに関するいろいろなことを書くとか、次にHPVワクチンの概要の所で世界での状況を追加するということなので、今、御指摘の点はここの所でしっかりやっていただければと思います。(長島公之氏)
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あともう1つですが、接種した後に多様な症状を呈した場合、学校に行っている子供たちですので、最初に学校でそういう症状があったときは、保健室なり養護教諭の先生なりに相談することも多いかと思います。(多屋馨子氏)
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市町村の方に情報をしっかり御理解いただくとともに、その子供たちが普段よく接している人々にも、保護者とともに知っていただくということが大事ではないかと思います。(多屋馨子氏)
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ありがとうございます。以前も多屋委員から、学校での情報提供の重要性を繰り返し御意見を頂戴しています。(桃井眞里子氏)
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今、そういうことが実施されていませんが、省庁の壁を越えて、そのような学校での保健に関する、あるいはこの予防接種に関する適切な情報提供、あるいは担当する養護教員に関する情報提供、(桃井眞里子氏)
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今、おっしゃったように情報提供がないと彼らは理解できませんので、これは非常に重要な課題だと思いますので、是非御検討いただきたいと思います。(桃井眞里子氏)
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先ほどの桃井先生の返答にも重複するかもしれないのですが、この医療従事者の方へというときに、このHPVワクチンに関しての基本的な有効性や副反応のリスク等は書いてあるのですが、(山縣然太朗氏)
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やはり実際に接種するときに、どういうふうなことを気を付けて接種すると痛みの軽減になるかなど、小児医療などでいわゆるプレパレーションやディストラクションというのはきちんと行われているわけですが、(山縣然太朗氏)
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そういうことを、このリーフレットには紙面上中には入らないかもしれないので、何らかの形で医療機関等に通知してはどうか。(山県然太朗氏)
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特にこの予防接種に関しては、痛みを感じる方が多かったりするわけですから、その辺りのところをもう少し丁寧に情報提供するなり、接種方法を啓発するといったようなことを考えたほうがいいのではないかと思いました。(山縣然太朗氏)
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同じような繰り返しで申し訳ないですが、痛みの激しい過敏性のある子たちの痛みの度合いというのは、なかなか一般の方は理解しにくいのです。(永井利三郎氏)
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ですから、やはりそういう本人の訴えがあれば、十分配慮してもらうこと、「我慢しなさい」ということではなくて、そのような情報は、接種時に、接種を受ける本人への提供が必要ではないかと思っています。(永井利三郎氏)
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今の点に関係してですが、リーフレットの中に全部書くこともできないし、最新の情報を都度都度載せるということは不可能なので、やはりこれはインターネットのWebページとの連携という形で、(長島公之氏)
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最新の情報や詳しい情報はここに載せますというようなQRコードなり、URLを載せて、そちらを見てくださいというような連携をしたほうがいいのではないかと思います。(長島公之氏)
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おっしゃるとおりで、リーフレットだけでの情報伝達は、この時代に合いませんし、情報量も非常に少ないので、(桃井眞里子氏)
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予防接種の情報伝達、科学コミュニケーションをどうするかという論文などにも、あらゆるコンテンツを使うということが強調されて書かれています。(桃井眞里子氏)
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この参考資料にも厚生労働省のHPに入るようにはなっていますが、改めて取りに行かなくても、あらゆるコンテンツを使っていろいろな機会に目に触れるような情報の提供の仕方というのを、是非、工夫をしていただきたいと思います。(桃井眞里子氏)
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(委員の 皆さん、接種時の 痛みのみ 取り上げられていて 実際に 起きている 健康被害の 実態には 触れようとされませんね ... )
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(桃井眞里子氏、部会長 辞任の 弁については 後ほど 取り上げることにします ... )
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それでは1つ申し上げたいと思います。副反応検討部会長である桃井先生から、この先、御退任なされるという御意向を承っております。定例の開催の頻度ですと次の部会までの間にそういったことになろうかと思います。(厚労省事務局)
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長年にわたりまして、部会委員、部会長として大変な御尽力、御貢献を承りましたことを、事務局を代表して御礼を申し上げたいと思います。よろしければ桃井先生から一言頂戴できれば幸いでございます。(厚労省事務局)
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まず、委員の皆様方に大変真摯な御議論、そして的確な御議論を頂いたことを心からお礼申し上げます。(桃井眞里子氏)
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副反応に関する審議は恐らく予防接種行政の中で最も難しいところであろうと思いますが、皆様方の真摯な御議論で少しでもよい方向に予防接種が進むように心から願っております。(桃井眞里子氏)
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少し時間を頂戴して、私がこの任務を務めさせていただいた期間、何を考えていたかをお伝えしたいと思います。(桃井眞里子氏)
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予防接種行政は科学的エビデンスに基づいて、特に副反応は科学的エビデンスに基づいて適正かつ公正な評価をするということが当然基軸でございますので、その方針で皆様の御意見を伺ってきたつもりであります。(桃井眞里子氏)
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しかしながら、副反応というのは社会に及ぼす様々な影響がございまして、必ずしも科学の適正な情報が伝わるとは言い難いところがあります。情報の伝わり方の勉強として認知行動心理学の名著と言われるものを片っ端から読みました。(桃井眞里子氏)
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その名著の中に必ずと言っていいほど予防接種に関する人間の認知行動心理学の問題点が書かれており、それほど大きな問題であるということを認識いたしました。何が書かれているかというと、人間の脳は科学よりも直感を信じる。(桃井眞里子氏)
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これは我々がよく経験するところであります。直感を信じたら、信じたものはなかなか科学では修正できない。これも人間の認知行動心理学の原則であるようであります。したがって、科学は極めて多大な努力をしないと情報が伝わらないというのも皆様方が御経験のとおりでございます。(桃井眞里子氏)
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また同時に、科学の中には数字を含みます。我々は数字を基に科学を構築するわけでありますが、数字よりも科学よりもエビデンスよりもストーリーを好むと。これも人間心理、認知行動心理学の特徴であるようであります。(桃井眞里子氏)
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したがってストーリーは根拠なく広まってしまう。これは、MRワクチンと自閉症の因果関係の論争が結着したはずなのですが、まだまだそれを信じている方が多くおられることでも見えるところであります。(桃井眞里子氏)
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人間の脳はストーリーを好むというところに科学がどうやって戦っていくかということは大きな課題です。(桃井眞里子氏)
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そしてもう1つは、これは研究者でもそうであるようですが、一旦信じたらその信じたものに合致したデータしか集めない。(桃井眞里子氏)
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これはしてはいけないはずの研究者でも、やはり人間の脳はそういう性癖を好むというところであるようで、ますます副反応の科学的な情報の周知は困難な作業であると痛感した次第です。(桃井眞里子氏)
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もう1つ、副反応に関して重要な人間の認知行動心理学の事実は、人間は時間的前後関係のあるものを因果関係ととりたがる。これはどの名著にも書いてありまして、時間的な関係はすぐに因果関係ととりたがる。(桃井眞里子氏)
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因果関係というのは、時間関係がなくては因果関係が発生しないのですが、時間関係だけで因果関係と考えたがるという性癖が人間の脳、あるいは心情、感情にあるようでして、ここも予防接種の副反応行政の極めて難しいところであると思います。(桃井眞里子氏)
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ですから、今日も情報伝達を御議論いただきましたが、これらのことを念頭において、もう皆様御承知のとおりでありますがあらゆる努力をして、その科学をどう伝えるかが重要です。(桃井眞里子氏)
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(桃井眞里子氏、こうした 考えでもって 毎回 副反応検討部会に 臨まれていたのですね ... )
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科学コミュニケーションとか、リスクコミュニケーションとか言われますが、これはこの科学の進歩した、医学の進歩した時代に最も重要なものの1つでありまして、進歩したものをいかに国民の皆様に享受していただくかは、科学コミュニケーションがなくしては利用していただけませんので、(桃井眞里子氏)
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そのことを念頭に、あらゆるコンテンツを使って努力をして、あらゆる方向から適正な分かりやすい情報伝達、誠に至難のことですが、それを事務局にも御尽力いただきたいと思っております。(桃井眞里子氏)
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皆さんの御尽力は多とするところでありますが、お願いがございます。1つは、情報伝達にこれまで以上の、これまでのパターンを変えた努力をしていただきたいということ。(桃井眞里子氏)
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それから2番目は、多屋先生からも御意見が出ましたが、省庁の壁を越えた情報伝達、ワクチンに関する教育を是非考えていただきたいということです。(桃井眞里子氏)
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3番目は、これは最も大きなことですが、日本にはナショナルワクチンレジストリーがございません。(桃井眞里子氏)
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これがないからこそ、何か一旦起きたときには、延々と時間を使わないと本当のことが見えてこない、あるいは本当のことを示すデータが得られないという、非常に大きな欠点があります。(桃井眞里子氏)
— seki_yo (@seki_yo) March 30, 2020
ナショナルデータというのは日本が最も不得意とするところですが、欧米の各国においては、ナショナルワクチンレジストリーをきちんと行って、直ちに問題に応じたデータが出るというところは幾つもあります。(桃井眞里子氏)
— seki_yo (@seki_yo) March 30, 2020
多大な財政を要することではありますが、国民の健康のためですので、是非、ナショナルワクチンレジストリーを創立していただいて、今後、迅速な副反応を含めた解析結果が出るようなシステムをお考えいただきたいと心から願っております。(桃井眞里子氏)
— seki_yo (@seki_yo) March 30, 2020
(そのためには データ収集のために 現行法を 改める 必要があります。 桃井眞里子氏、そこまで 考えられてるか ここでは わかりませんが ... )
— seki_yo (@seki_yo) March 30, 2020
(参考) 津田敏秀さん「法制度の設計について」(2015年 10月 1日)https://t.co/MRFkXoKiW4https://t.co/xVNLxqBvTO
— seki_yo (@seki_yo) March 30, 2020
(参考) メモ・津田敏秀さん「健康影響を捉えるための曝露評価とは (3)」https://t.co/8DE5haZq0y
— seki_yo (@seki_yo) March 30, 2020
少し 専門的ですが。