S・ミルグラム「服従の心理」(アイヒマン実験)〜社会心理学の古典から 1.
先に 紹介した 田中三彦さんの 講演 "原発体制と 原発メーカーの 責任" (12月 1日) の 中で S. ミルグラムの「服従の心理学」に 触れた 箇所が あったので、文字に 起こしてみます。 http://t.co/Tstq8pCY
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
「スタンリー・ミルグラムという アメリカの 心理学会の 会長まで なった 人で、最近 お亡くなりに なりましたが、この人が 『服従の心理学』という 本を 出しています。
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
「この 中で、大義名分と 権威さえ 揃えば、人間 何でも やりますよと いうことを 実験 -- いわゆる アイヒマン実験で -- やっていて、仮想ですけど 人を 殺す 実験を やるんですね。
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
「450V の 電圧を かけてしまうという、残酷な 実験を やるんです。 (仮想ですから) それを 俳優が 演じていると 思わないで、やるんです。
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
「そのときの 大義名分は 語学を 向上させる、そして スタンリー・ミルグラムが 権威を 保証するんです。 (被験者は 相手が) 死ぬんじゃないかと 思うと、後ろを 見て 権威が " Go ahead" というと、あるいは うなずくと (高電圧を 加えることを) やる。
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
「これは ようするに、大義名分さえ もっていれば、(社会的な) 責任感も 倫理観も なくなる。 最終的には その 組織 -- アカデミズムなり 会社なり -- に、自己超越的に 献身していく、それが あると。
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
「これは 最終的には 5ヶ年に わたって、1000人ぐらいの 被験者を 1ヶ国で 使うと、60 〜 70%の 人が (権威の 要求どおりに) やる。 中には 拒否する 人も 当然 でてくる。 自分の 判断で 止める。
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
「アメリカの 場合だと 7割、ドイツだったら 8割 5分ぐらいの 人が そういうことを やる。 ... 責任を 権威に 転嫁し、ある ワクの中の 倫理に 従う。(了)
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日
(参考) "Milgram's Obedience to Authority Experiment" 1. http://t.co/NsHItvWC 2. http://t.co/aQaqmQ8J 3. http://t.co/8YZcw84N
— seki_yo (@seki_yo) 2012年12月19日