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[国会事故調 記者会見] (7月 5日)
田中三彦委員の あいさつ、

私が この 事故調に かかわって 半年、事故の 調査を、石橋委員とともに 物質的な 事故の 因果関係を 追ったわけです。 協力していただいた 調査員の 数が 少ない 中、なにしろ 期間が 短く、せいいっぱい やりましたが、完全と いうところまでは いかなかった 心残りが ございます。 それから われわれには ツールが なかった、例えば コンピュータで エビデンスを 強めるということは できなかった。

事故の プロセスには 必ず 現場で 人との かかわりが ある、事故とは 人間と 物質との 相互作用です。 特に 注意したのが 現場の 方が どういう 操作を されたか、かかわった 方に くり返し 話を うかがいました。

今回、私自身、重要な 事実だと 思ったのは、1号機の SRV (逃がし安全弁)、これが 働かないと 圧力容器が たいへんな ことに なる、その SRV が きちんと 作動しなかった。 2号機、3号機との 比較において そういう 問題が あるように 思いました。 SB LOCA、スモール・ブレイク LOCA と いいますが、それが 起きた 可能性を 示唆している、と。 その 問題に 私自身は 関心を もっています。 これは 格納容器の 中のことですから 確証は 得られないのですけど、一つの 問題として 提起させていただきました。