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[振津かつみ] "チェルノブイリから 改めて 学び、その 教訓を フクシマで 活かす" (3月 25日)
(追記) 一部、書き起こしてみました。

この グラフは、2007年に 出た 論文を 時間が なかったので そのまま 張り付けてきたんですが、これは 何かというと、横軸が 放射線被曝の 量で 縦軸が 白血病以外の ガンの 罹患率 (りかんりつ) です。

この 論文では どんなに (被曝量が) 低くなっても、しきい値なしと いうんですけど、ここから 下は 影響が ないですよって いうことが できない、そういう データが 出たことが 結論に なっています。

長崎から 来た お医者さんが これを 知らないことは ないんです。

つい 2週間くらい 前ですが、これは 罹患率の データですけど、死亡率の データも 出ました。

文科省厚生労働省も この 事故の 後、いろんな 専門家委員会を 開いて、食品の (安全) 基準を どうするかと いうことを 議論したりとか して、過去の いろんな データを 集め 専門家が 議論して こういう 数字を 出しましたと いってるんですけど、その中には なぜか 2007年の この データを ちゃんと 評価した 記載が ぜんぜん なくて、いつも 2003年の 論文を 引き出してくる。

それは 実は 死亡率の データだったんです。 広島・長崎の データから 死亡率では しきい値が ないと いうことが (その 論文では) まだ アイマイだったんです。

(しかし) 2週間くらい 前に 出た 新しい 論文では、死亡率で みても しきい値が ないと いうことが はっきり 出ています。 だから、これは ダメ押しで 出たなと 思ってるんです。

けれども、広島・長崎と いうのは ほんとうに ただの 数字じゃ ないんです。 被曝を して 何の 補償も されずに 亡くなった人も たくさん います。 そういう 貴重な データを 日本の 研究者は もっていて、それが 今は 世界の 1つの スタンダードに なってきてたのです。

にも かかわらず、(原発) 事故が 起きた とたんに 全然 (こうした データを) 無視して、(年間被曝量を) 100mSv までは はっきりした 証拠は ない、と ほんとうに いえる 人の 神経が、わたしには よく わかりません。

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