読書ノート

[Helen Adams Keller]
田園交響楽 (新潮文庫)
『図書』 2月号に ピアニストの 青柳いずみこさんが アンドレ・ジッドの 小説、『田園交響楽』について 書いています。
この小説の 導入部で ローラ・ブリッジマンという 視覚と 聴覚に 障害をもつ 女性が 登場人物の 会話の中で 紹介される。 ローラは 実在の 人物で 彼女が 学んだ パーキンソン盲学校に ヘレン・ケラーは 入学し そこで サリヴァンと 出会った。

...田園交響楽』の 出版は 1919年だが、着想は 1893年に 遡るという。 その 1年前、文章を つづることを おぼえた 12歳の ヘレンは イギリスの 雑誌に (最初の) 短い 自叙伝を 発表しているが、それが 何かの形で ジッドの 目に とまったのだろうか?

もしかして、そうかも しれないネ。