「粒」を読んで(1)

「粒」を読んでいて記憶の底から浮かんできたことがあるので、書き留めておこう。*1
だいぶ以前のことだが、自衛隊のヘリでミサイル基地の上空を飛んだことがある。たしか京都府の北の方だったと思う。そのときのパイロットの説明は次のようだった。
「このミサイルの目標は中国と北朝鮮なんですよ」(さすがに届くとはいってなかった)
今となってはミサイルが格納庫に収まっていたか、それとも発射台に引き出されていたかは覚えていない。しかしそういわれれば確かに大陸の方角を向いていた。いうまでもなくこのミサイルは国産ではないだろう。
小泉なにがしが「日朝正常化交渉」と称して共和国に赴いたとき、あのミサイルは撤去されていたのだろうか? それともヤンキーの手でもっと効果的な武器に取り換えられていて、基地など跡形もなくなってしまってたのだろうか?
現代では「国交がない」というのは「戦争を継続している」ということと同意義なんですね。

*1:「粒」の紹介は HP のほうでしています