メモ・高橋征仁さん「社会心理学におけるリスク受忍テクニック」
(「社会心理学におけるリスク受忍テクニック」のところの 高橋さんの 話を 書き出してみます)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
リスク・コミュニケーションというのは、現段階では、原発事故による 健康被害というのを、単純に 個人の 不安とか ストレスに 還元して、政府や 事業者の 責任を 回避する ロジックに なっているわけです。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
まず 空間線量の 話をするとか、あるいは 100ミリシーベルトという 基準を 作る。 情報を 知らない 人は、最初に 出された「お客さん、これなんか 皆さん お買い上げですけど」(続)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
最初に 提示された 情報を 基準に ものを 考えてしまいます、これを アンカリングといいます。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
ダマサれてきた トリックには ほぼ 社会心理学上の 名前が ついています。 誰が どうやったと いうことは いいませんが。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
例えば 100ミリシーベルトから 始めるとか、甲状腺がんだけ 問題にするとか、あるいは 帰還困難区域だけ 問題にする。 全体像を 理解するためには、そういうふうに フォーカス (焦点) を 小さく 当てられてしまうと、まちがった 判断を してしまいます。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
もう一つ 重要なのは、傍観者効果と 呼ばれるもので、人は こういう 部屋に 大勢 いるほど、実は 避難行動は 遅れます、人が たくさん いればいるほど 安心してしまうわけです。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
今回の 事故で 一番 重要だったのは「高齢者は 影響が 少ない」そう 思っている、そうじゃなくて 因果関係の 判断が できなくなるだけなんですけど。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
「影響が 少ない」といわれると、高齢者は そのまま いたいから いる。 みんな、心のなかには 何か 持ちながらも、外見では 普通に 生活しているように 見える。 そうすると 人々は 外見だけで 判断して 動けなくなってしまいます。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
今まで ずっと 続けてきた 生活の スタイルを 誰しもが まだ そのまま 続けたい、コンコルドの 誤謬と いいますけど、そういう 効果があります。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
あるいは 20ミリシーベルトの 問題でも、政府からの 説明は、ドア・イン・ザ・フェイスというのが みごとに 使われています。(高橋さん)
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最初に 非常に 大きな 100ミリシーベルトという 基準を 掲げられて「それは ないだろう」と 思っていると「じゃあ 20ミリシーベルトに」というふうに 譲歩される。(高橋さん)
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そうすると、1ミリシーベルトから 一歩も 譲歩しない 弁護士の 方たちが 頑ななように 見えてしまう、こういう トリックです。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
さらには 徐々に 要求を 大きくしていって「みんな いっしょに ガンバりましょう」から 始まって「いっしょに 支援するんだったら、じゃあ 食べてください」とかいう 話をする。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
支援法に 関して いえば、やられた 手口は これですね。 ロー・ボール・テクニックといって、特典付きで 期待を 大きくしていくと、実際に 成立した 後では その 特典が 取り除かれてしまう、骨抜きに なってしまう。(高橋さん)
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支援法に 期待だけを 大きく ふくらませて、実際に 実施されるときには、スカスカの ものが 渡される。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
最後に 鋼鉄の 四角形といって、マスコミと 政治家 (官僚) と 学者と 民間団体が いっしょに 共通認識を 作ると、ほぼ それが 既成事実化してしまう。 こういうような テクニックが あるわけです。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年6月22日
こういう (社会心理学の) 常識を 教える 方が、震災後 いろんな 対策の 委員会に 入って、ご指導されているという 事実があるわけです。(高橋さん)
— seki_yo (@seki_yo) 2015年11月4日
ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器』https://t.co/6oVk5EWS0w pic.twitter.com/XiUUa2jsxV
— seki_yo (@seki_yo) 2018年9月8日
ラタネ / ダーリー『冷淡な傍観者 思いやりの心理学』https://t.co/khYUrLa3bC pic.twitter.com/5iJEC634TE
— seki_yo (@seki_yo) 2018年9月8日
参考文献、現在 どちらも 入手できませんが。
— seki_yo (@seki_yo) 2018年9月8日