メモ・岩田健太郎稿「ワクチン副作用問題の正しい考え方」
「中央公論」2018年 4月号掲載
岩田健太郎氏「ワクチン副作用問題の正しい考え方」(「中央公論」2018年 4月号掲載)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
初めに「ワクチンの本質」について くり返し 言及されてます。
「その本質は きちんと 理解されているとはいえません」
「では、本稿で 何を 扱うかというと、それは ワクチンの『本質』です」
「ワクチンの 本質は とても シンプルなものです。 病原体に 対する 自らの 免疫能力を 高めるために (多くの場合) 注射する、予防方法です。 要するに 医療行為の 一つに過ぎません」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
「ワクチンの本質」とは「予防」であっても 通常の「医療行為」とは いえないのでは ?
「ワクチンが 必要とされているのは、そうした 副作用を 遥かに 上回る 健康利益を ワクチンが もたらすからです」(岩田健太郎氏)
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子宮頸がん (HPV) ワクチンについては とても そのような 断定は できません。
「よく 誤解されていますが、『定期接種』は『義務接種』ではありません」
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「推奨はされているけれども、強制はされていないということです」(岩田健太郎氏)
子宮頸がん (HPV) ワクチンの 場合、各自治体では 学校を 中心として なかば 強制的に 接種が 進められましたが。 保健所からの 通知も。
おたふく風邪ワクチンは「男性不妊にも有用」(岩田健太郎氏) とありますが。これは 本当ですか ?
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「ワクチンは 感染症のみならず、ある種の がんも 予防してくれます。 例えば 肝臓の がん、そして 後述する 子宮頸がんなどです」(岩田健太郎氏)
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B型肝炎ウイルスワクチンは 感染を 防ぐのが 目的であって、がんを 防ぐという 目的で 導入されたのは 子宮頸がん (HPV) ワクチンが 最初ですね。
「さらに、国民の ワクチンに 関する 知識が 不十分であることも 問題です。 これは 我々 専門家の 啓発が 不十分なことも 一因であり、猛省しなければならない点です」(岩田健太郎氏)
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本当に 人々の 知識は 啓発が 必要なほど「不十分」なんでしょうか ?
「『ワクチンがなくても 病気の 対策は 可能だ。 例えば、上下水道を 完備して 衛生状態を よくすれば、多くの 感染症は 減る。 だから、ワクチンなんて 要らない』こういう 意見が あります」(岩田健太郎氏)
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衛生状態の 改善が 優先されるのは 当然のことです。
「事実、多くの 感染症は 衛生状態や 国民の 栄養状態の 改善で 減少してきました」(岩田健太郎氏)
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その通りです。 だからといって そこから ワクチン不要説を 導き出す そうした「意見」は 本当に あるんでしょうか ? いかにも 不自然ですね。
「しかし、それだけでは 感染症対策は 十分とはいえません」(岩田健太郎氏)
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空気感染など さまざまな 感染経路があることは すでに「常識」ではないですか ?「通常の感染対策」は はたして 専門家によって 十分に「啓発」されてるんでしょうか ?
「『すでに 交通事故死は チャイルドシートの 義務化 (2000年) 以前から 減っているんだ。 だから、チャイルドシートの 必要性はない』ワクチン不要論の『論理』は このようなものです」(岩田健太郎氏)
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チャイルドシートを ワクチンに 例える そうした「論理」は あまりにも 乱暴です。
「科学の 専門家でもない方が、ただでさえ 難しい 科学的因果関係を 証明するのは とても 大変なのです。 もちろん、医学の 専門家でもない 弁護士や 裁判官にできる 仕事ではありません」(岩田健太郎氏)
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困難ではあっても 不可能とはいえません。 すでに 和訳された 文献も 出版されています。
サナ・ルー著『法、疫学、市民社会 : 法政策における科学的手法の活用』(2009年 木鐸社刊)https://t.co/6pvgBt9Dcz pic.twitter.com/R2u941OrpF
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「(だから、ワクチン被害の 問題を 裁判で 解決するのは 根本的に 間違っています)」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
司法に 訴えることは 誤りではありません。
「昔は 日本でも 学童に インフルエンザワクチンの 集団接種を 打っていましたが、前橋レポートという 臨床研究で ワクチンに 効果がないという 結果が出て、集団接種を 止めてしまいました」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
前橋レポートの 全文は こちら → https://t.co/QmsEmsdh9g
「しかし、前橋レポートは 三十年以上前の 研究で 現在から見ると 欠陥の 多い、信頼性に 欠ける 研究です。 その後の 研究の 進歩で インフルエンザワクチンの 効果は 繰り返し 示されてきました」(岩田健太郎氏)
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それが 事実かどうか ぜひとも 各人で 確かめてください。
(参考) 山本英彦さん「インフルエンザワクチンにエビデンスはあるか ?」(1999年)https://t.co/xBl3ONFjSc
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
前橋レポートについて 詳しく 紹介されてます。
「世界各国で (子宮頸がん )ワクチンの 恩恵を 受けて 前がん状態が 減っています。 日本だけが この恩恵を 受けられないのであれば、それは 日本の 医療行政の 欠如のせいと 言わざるを得ません」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
「前がん状態の減少」をもって「ワクチンの効果」と みなしてるのですね。
子宮頸がん (HPV) ワクチンが こうした 代替エンドポイントをもって 早期承認されたことへの、研究者として 当然の 反省が ここでは すっぽり 抜け落ちています。
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
「『ワクチンを 打った後、具合が 悪くなった』という エピソードだけを ことさらに 強調するのは 科学的ではありませんし、フェアでもありません」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
子宮頸がんワクチン接種後に 発症した 副作用は「エピソード」などではありません。
「ワクチンについては ネットや ソーシャルメディアによる デマ、誤情報も 後を絶ちません」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
ぜひとも 子宮頸がん (HPV) ワクチンについての「デマ」や「誤情報」を 具体的に 指摘していただきたいですね。
「最近になってようやく ワクチンの リスクと 利益を バランスよく 吟味した、質の高い 記事も 見られるようになってきています」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
同じく こうした記事も 紹介していただければ 幸甚です。
「(子宮頸がんワクチンを含む) たくさんの ワクチンによって 現在の、そして 将来の 日本に住む 人たちの 健康は 守られるべきなのです」(岩田健太郎氏)
— seki_yo (@seki_yo) 2018年3月20日
この言葉で 記事を 終わられてました。