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[第7回 ストレステスト安全性評価 意見聴取会]
原子力安全・保安院の page に 当日の video が あります (中断後分)。 見ると、まるで お通夜の ようでしたね。
http://www.nisa.meti.go.jp/stresstest/stresstest.html
一部の 政策に たずさわる 保安院 上層部が (おそらく 意見聴取会を 進行する 幹部にも 知らせず) 開始 直前に、評価終了の プレスリリースを 発表したのが 混乱の 要因でしょう。
あいかわらず 岡本氏が 司会を してましたが、第6回の 意見聴取会で 後藤さんが 岡本氏の 更迭 (こうてつ) を 求めたのは、もちろん 技術評価の 問題からです。

たとえば、格納容器などでは、研究として 圧力に どこまで 耐えられるかという 破壊試験を 行ないます。

実際に どこまで 圧力を 加えれば 破壊されるかを 知るためには、実際に 破壊してみなければ いけません。

この 破壊試験は (以前は) 日本では 行なわれていませんでした。

私は 必要だと 主張していたのですが、役所も 電力会社も 破壊する 実験 自体を 嫌うのです。

彼らが 好むのは、「設計数値の 1.5倍まで 圧力を かけたが 壊れず、安全性が 確認された」 という 結果です。 ...

しかし 過酷事故が 起きたときには、設計数値を (確実に) 越えていくわけです。

したがって、どの 段階で 格納容器が 壊れるのかを (絶対) 確認しなければ いけない。

後藤政志 (『世界』 11年 7月号)

ストレステスト 自体、コンピュータによる 解析に すぎないのだから、数値を (地震動を 連続させるとかして) 実際に 壊れるまで 入力すれば いいだけなのに、岡本氏は 電力会社に 対し、それすら 要求しなかった。
もちろん、それを クリアしたとしても、多くの 別の 技術評価の 問題は 残っていますが ...
(追記) 文面を 少し 追加。