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Horowitz との 討論 (続き)

実際、フランスから U.S.A. の 人間を 見て、こちらでは 学生、労働組合、知識人 それに 暴力団 thugs の 予備軍 (彼らは フランスで "casseur" と 呼ばれる) が 連帯し、柔軟性を もった 働く場の 拡大のため、雇用主が 26才 以下の 労働者を 簡便に 解雇するという、[U.S.A. から 見て] かなり 控えめな 要求を 直ちに 撤回させたが、私には、彼が なにか 憂慮することが あるか どうか については、確信が ない。

こうした 理由に、左翼は、フランスの 労働法を 今日、その修正を 阻止するには 十分 強固であっても、neoliberal globalization の 急襲に 対する 緩慢な 譲歩 [を見ると]、それは ダムの 亀裂を 指で 塞ぐより、ずっと 小さな 勝利だと いうことが ある。 これは 多くの 観点からも 明らかであり、そのうち 2つが 特に 目につく。 1つは、国への 移民の 流入 (最近では 中国人が 一番 多く、以前は ユダヤ人の 経営で あった 繊維業や その他の 小規模な 商売を 急速に 引き継いでいる) が 一定しており、[移民たちは] 少なくとも 現在、フランス社会で 確固とした 位置を 占めておらず、そのため そこでの 利害関係も わずかしか もてないと いうことがある。 しかし、私の 観点からの 話題を 多く とりあげると、私が 滞在する 場所に 隣接した Arrondissement、Bohemian 11番地には クライスラーの 販売店が あり、U.S.A. では どこでも 運転される soccur という 別名の、ガソリンを 大量に 喰う、その 同じ SUVs を 販売する という、思えば、すてきな 商売を こちらで 営んでいる。 そして、フランスでの ガソリンは、1ガロン当たり 6ドル 相当へと 押し上げられ、U.S.A. の それの ほぼ 2倍という 高値である。