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[チェルノブイリ救援 中部] "南相馬市 線量率マップ" (2011年 11月版)
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/_userdata/msouma201111.pdf (pdf file)
(via http://www.chernobyl-chubu-jp.org/fukushima1.html)

測定方法については 前回 (7月) と 同様で、前回 作成した マップの 500m 四方の ブロック割を そのまま 利用して、各ブロックの 中心付近の 道路上を 1ヶ所 選び、地表から 1cm と 1m の 高さで 放射線量率 (マイクロシーベルト/時間) を 測定しました。 前回 測定できなかった ブロックも 極力 測るように 努めたことで、測定ブロックは 478 から 579 に 増えました。

測定の 結果、放射線量率 (1m 計測値) が 前回に 比べ、平均して 23% 減少していることが 分かりました。 ... データを 詳しく 見ると、半数近くの ブロックが 前回 測定した 値よりも 30% 以上 減少していることが 分かりました。 一方、前回 計測した 値より 逆に 増加した ブロックも 1割程度 あることが 分かりました。 山側が 高く 海側が 低いという 傾向は、前回と 変わりありませんでした。 ...

放射性セシウムの 物理的な 半減期から 計算すると 4ヶ月で 5% 程度の 減少と なりますが、23% というと、それよりも 大幅に 減少したことに なります。 放射性物質の 土壌表面から 内部への 沈降、雨による 洗い流し、除染などが 理由として 考えられますが、現段階で どの 効果が 大きかったかを 特定することは できません。 ...

今後、冬から 春にかけて 強い 風が 吹くとき、放射能に 汚染された 土ぼこりの 影響が どのように 出てくるかも 心配です。 当面は、定期的な 測定 (年 2回程度) を 継続していく 予定ですので、引き続き ご理解と ご協力を よろしく お願いします。

「ポレーシェ」 No.126

道路での 計測だから 測定値は 相対的に 低いはずだけど、それでも ほぼ 半分の 地域で 今も 年間 2mSv を 越えている。 3月からの 積算を 考えれば、いったい どれほどの 被曝量と なるのか ...
(追記) 2mSv/y の 範囲を 訂正。