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[望月浩二] "ドイツの 脱原発事情 2011" (11月 17日)
http://www.ustream.tv/recorded/18619790 (video - 1 hr 56 min)

原子力発電所が 正常に 動作しているときには、発電所の エントツ (排気塔) から 出る 放射能というのは ... 非常に わずかである。

ところが、燃料棒というのは ある 一定の 時間が たちますと、交換する 必要が ある。 燃え尽きちゃいますから、新しい 燃料棒と 交換する 必要が ある。

そのときには、原子炉の 圧力容器を 開けまして、燃料棒を 交換するわけなんですけれども、その時に フタを 開けると 放射能が 外へ 出る、エントツから 外へ 漏れ出すと いうことが あります。 ...

その時には きわめて 大量の 放射能が 外に 飛び出す。

いままで そのことは 極秘に なってました。

講演後の 質疑で、「ドイツでは 原発周辺の 低線量被曝と 小児がんの 発生率との 有意な 相関関係が 認められたのに、なぜ 日本では そうでないのか?」、「これは PWR 型 原子炉に 特有で、一次系サイクルが 密閉されているため、燃料交換時にのみ 原子炉内の 放射能を 放出している。 日本の 1年に 1回の 原子炉停止は ドイツと 比べても 多い。 BWR 型 原子炉では タービン系の 保全のため、常時 放射能の 放出が 行われている」、「なぜ 今まで わからなかったのか? 発電所 周辺の モニターの 時系列の 線量調査の データは なかったのか?」 等の 質問が あった。
「日本の 健康調査は 市町村や 県という 自治体単位であり、ドイツで 実施された メッシュごとに 調べたとのと 違い、疫学の 対象データには できない」
その他の 質問は 今後の 検討課題と なりました。
(参考) 日本の 原発教材
http://ruby.kyoto-wu.ac.jp/Files/Dokuhon2010/