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[松沢呉一] "松沢呉一の 黒子の部屋 2212 -- 放射能を 見せる"
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20110518_211804493923933.html
ETV 特集、「ネットワークで 作る 放射能汚染地図」 が 伝えた 内容を ていねいに 解き明かしています。
この ドキュメンタリを 見ると、今度の 原発震災では、福島県 (と 一部の 自治体) が 「国の 出先機関」 に すぎなかったことも、きちんと 押さえてますね。
現場の 職員の なかには、そうした 上からの 命令に、わりきれない 思いを 抱く 人たちも おられるようです。

3月 11日から 1ヶ月以上も 経ったから 言えることかもしれないが、県という 行政組織は いかなる 危機下でも 「お役所仕事」 を 徹底させる。

国が 20km 圏内は 避難区域だと 指定すれば、それに 従って、きちんと 20km 圏内は 除外して 放射線量の モニタリングを 行うし、30km 圏内から 避難してこられた 住民には 徹底して スクリーニング (放射線量測定) を 実施する。

そこで スクリーニング済証が なければ、ある避難所から 別の避難所には 移動できないし、病気に なっても 病院で 受診できない。

... 私の 知るところでは 第一原発 3号機が 水素爆発した 3月 14日から 福島県は スクリーニングを 実施しているし、スクリーニング後の 対応 (受診の 可否等) も その時から 変わっていない。

二瓶宏孝 (「月刊むすぶ」 4月号 掲載)