読書ノート

[Rosa Luxemburg]
Ernest Guevara の (それと Alan Woods の) アドバイスに したがい?、しばらく ローザ・ルクセンブルグの 『経済学入門』(岩波文庫版) を 読んでいくことにした (抜き書きが 主になると 思う)。
この著書は ドイツ社会民主党の 党学校での 講義が 元に なっている。 だが それは 少しも 「教師風」では ない。

労働する 人々の 彼らの 生産手段に 対する 関係が、生産の 第一の 問題であり かつ その 決定的要因である。

労働する 人々が 彼らの 生産の 手段を 共同で 所有しているか、それとも 各個人が 単独で 所有しているか、それとも 全然 所有していないで 逆に 生産手段 そのものと ともに 生産手段として 非労働者たちの 所有物に なっているか、不自由民として 生産手段に 縛りつけられているか、それとも なんら 生産手段を 所有していない 自由民として 自分たちの 労働力を 生産手段として 売ることを 余儀なく されているか、に したがって -- そこには 共産主義的 生産形態が あるか、それとも 小農民的 および 手工業的 生産形態が あるか、それとも 奴隷経済が あるか、それとも 隷属関係に もとづく 賦役労働が あるか、それとも 最後に 賃金制度を ともなう 資本主義経済が あるか、するのである。

そして、これらの 経済形態の それぞれが、分業の、生産物 分配の、交換の、社会的・法律的・精神的 生活の、自ら 固有な 方式を もっているのである。

経済史的 事実 (1)

次は、マックス・ウェーバーの 「古代における農業事情」(1898) への 批判。