はじめての C

[Learning GNU C]

第3章 data と 式

実際に 役にたつ プログラムは data を 取り入れ それに 作業を 加え そして それを どこかに 出力する。 C では data を 保存するため 変数 variable と 呼ばれる 名前を つけた メモリの 区画 piece を 用いる。 C の プログラムでは その名前の とおり 変数に 保存された data は いつでも 変更することが できる。 全ての 変数は その値を 使用 あるいは 変更したいとき その data を 参照して 用いることが できるよう 識別子 identifier (名前) を もつ。 式 expression とは -- すなわち "1 + 1" が '2' の 値を 表す expression ように -- 数値を 求めることが できるものだ。 この式の プラス記号は 二項演算子 binary operator なので それは 2つの 値を 単一の 値に つくりあげるよう 働く。 変数を 名づけるための 規則は 関数 function を 命名する それと 同じだ。 文字と 数字 そして アンダースコア記号を 用いることが でき 最初の 文字は 数字であっては ならない。 また 関数のように 変数は それが 使われる 前に 定義されていないと いけない。 変数に 与えられた 識別子 (名前) は 変数が なにに 用いられるかを 示すことで code を とても 読みやすいものに する。 自分自身で 変数を 定義するか あるいは すでに 定義されている 型 type の 1つを (選び) 使うことが できる。 専門用語で 泥沼に おちいる 前に 早々に 全てが どれほど 簡単かを 示した code の 例題を 見てみよう。 この例題では 前もって 型を int に 定義した 2つの 変数を 用いる。

Example 3-1. bicycles.c

#include <stdio.h>

int
main()
{
int number_of_bicycles;
int number_of_wheels;

number_of_bicycles = 6;
number_of_wheels = number_of_bicycles * 2;

printf("I have %d bicycles\n", number_of_bicycles);
printf("So I have %d wheels\n", number_of wheels);

return 0;
}