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[the Software Freedom Law Center]
せっかく 紹介したことだし、訳してみます。
http://www.softwarefreedom.org/news/20061109a.html

2006年 11月 9日付、FOSS 開発コミュニティ宛の Bradley M. Kuhn による Microsoft 特許保証に 関する 書簡

先週 木曜日、NovellMicrosoft は ライセンス および 技術供与の 両方を 含む 新しい 協力への 取組みを 発表した。 the Software Freedom Law Center では、この事態を 追っており、そこでの CTO として 私は、それが Free Software の 開発者たちに どのように 影響するのか、特別の 関心を もつに 至った。 その合議の 成果の 1つ、Microsoft による 特許保証は、the Free and Open Source Software (FOSS) の 開発コミュニティからは 重要な 関心事として 受け取られた。

Microsoft からの 無償 開発者たちへの 特許保証を 慎重に 検討すると、それは 小さな 価値しか もたないことは 明らかである。 その特許は、あなたが わが家で 開発し 自分だけに 留めておくための software に 適用されるときにのみ 都合のよい (convenient) ものである。 この保証では あなたが 他の人たちへ 配布することまでは 拡張されていない。 あなたは、あなたの 下にいる 受益者や、同じく それを つくるのに あなたが 寄与する、より 大きな プロジェクトの 保守管理者には、そうした権利を 渡すことは できない。

さらに この保証の 資格では、開発者は 彼の 仕事に 対して 無報酬の ままで なければならない。 経験に 則ると、多くの FOSS の 開発者たちは 彼らの 仕事を、結果として 営利を 目的とする コンサルティングへと 拡げている。 他の人たちは 会社に 雇われ、そこでは 就業中の Free Software 開発を 許可されているか、あるいは 助成を 受けている。 どちらの場合にも、Microsoft の この特許保証は こうした 開発者たちには 無効となる。

こうした 問題から、一面では この特許保証が いくつか 用途を もつにも かかわらず、われわれの コミュニティは それに 簡単に 頼ることは できない。 というのも Microsoft は 将来 いかなる時でも その条件を 変更する 権利を 明らかに 保留しているからだ。 この特許保証に 頼っている 開発者は、いつか それが 無効に なってしまうことを 悟るに 違いない。 彼女は、無報酬の そして (多くは) 前もって その 便宜の 条件により 修正したもの 配布できないような 開発を 中止せざるを 得なくなる。

要するに この保証は、孤立していて、オリジナルの software を 彼の 余暇に 書き、それへの 報酬を 受け取らず、GNU GPL の元での 配布を 誰にも しない、そうした 開発者に 適用されている。 それは 役たたずより ずっと 悪い、というのも この 空っぽの 保証は まちがった 安全への 意識を つくりあげることが できるからだ。 現在、開発者たちは 以前よりも Microsoft の 特許から 安全ではない。 それに 代わるものとして、Microsoft は、彼らの 見解からすれば、孤立していて 無償 (で 働く) 重要ではない Free Software 開発者のみが 良い Free Software 開発者であることを 示すため、こうした 特許保証を 使ったのだ。