読書ノート

ここ数日、カゼの 症状が 胃腸に きていて、夜 幾度となく 目が 覚めてしまう。 カゼを 治す クスリは まだ ないので、あきらめて - こういう機会? でもあり - スイスの 医学史家 シゲリストが 書いた 『文明と病気』を 読むことにした。 新書判 上下 2冊で 腕も 疲れないし ...
横になって 読んでると ウトウトしてきて 本を 置くが、しばらくすると 目が 覚める。 で、また 本を 手にとる。 これの くり返しだ。
読書法としては 変則であり、人に すすめるわけには いかないが。
そのとき 感心したり、そうで なかったり したことを、メモしてみた。

いつの時代にも 飢餓は 社会不安を 招いた。 ただ 自己保存の 本能だけで、人は 見つけ次第 いつでも 食物を とるか、それを 買う金を 盗んだ。 犯罪、略奪、買春は 飢餓の よく知られた 兆候であった。(p12)

"泥棒と娼婦と傭兵"の 件は、歴史上の 事実に もとづくものだった。 小泉某や 竹中某は 賢いというより、賢しい (さかしい) 人物のようだが。

ローマの 皇帝たちは (社会不安から) 民衆を おとなしく させておく 最良の 方法は 食物と 娯楽を 民衆に 与えることであり、しかも たいてい 娯楽が 多ければ 多いほど 食物は 少なくてすむことを 承知していた。(p12)

現在の、マスメディアを 通して 支配する やり方は、旧い 手本に 新しい 装いを ほどこしただけの シロモノだ、と いうことに なる。
飢餓と その要因に 関しても 考えることが あり、少し このメモを 続けてみよう。