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Grover Furr への インタビュー (続き)

Q: 一般的な 話では、ヨシフ・スターリンは 1人の 偏執狂であり、権力亡者で、大量殺人者だった。 スターリンに 反対する人は、その証拠として、粛清と 「度はずれた 崇拝」 とを 指摘するだろう。

A: もし 証拠によって、スターリンへの [そうした] 見方が 裏付けられるなら、そのときは、私も 認めよう。 しかし、裏づけが ある 証拠は まったく ない。

スターリンへの 見方は、2つの 典拠 - その いずれも まったく 信頼できないが - トロツキーフルシチョフとに 依拠している。 特に 後者は [U.S.A. では] はるかに 影響力を もつ。 その どちらもが 偽りであり、全てにおいて ほとんどが 想像でしかない。

U.S.S.R. 末期に (あるいは、実際には その少し 前から) 発表された、ソビエト公文書の 資料は、以前のものと 同様、多々 疑わしい点が あるにも かかわらず、現在 [上に 述べたことへの] こうした 確信を、われわれに 可能にする。

ロシアでは U.S.S.R. 末期、スターリンへの 関心が 大きく 復活した。 最初に、スターリンに 客観的な 学者が 現われはじめた。

多くの 偉大な 彼の 同時代人も また 認めるように、スターリンが ある [意味] まさしく 非凡な 人物だった、という 証拠が ある。

今日、ソビエトの 歴史への 見方で、冷戦中に - 実際に 求められた - 一般化され、現在でも 有力な、トロツキー - フルシチョフの [描く] 肖像は、まったくの 偽物である。 それは、学問の名に 値しない、全然 ふまじめな 著作でしか、支持されない。

現在 私は、1956年 2月 25日の 第20回党大会で 行なわれた、フルシチョフの 悪名高い 「秘密報告」 への 少々 長い 研究を 終えたところだ。 この フルシチョフの 演説では、スターリンの 恐ろしい 犯罪に 対する 非難の 陳述が されている。 この演説により、共産主義運動は 大打撃を 被り、当然ながら、反共主義者トロツキストとを 喜ばせた。

過去 2年に わたった 調査中、私は ショッキングな 事実を 見つけた。 フルシチョフが、スターリンと Lavrentii Beria について、それぞれ 行なった 暴露は 偽りだった! 私は、現在まで、フルシチョフが 真実を 述べた [箇所を] 一例も 見つけていない。

私は 現在、このことについて もう少し 詳しく、"(Un)critical reading and the Discource of Anti-communism" という タイトルの 記事を 書き、The Red Critique の 厚意に よって - 私の 記事が 主に 歴史を 扱い、彼らの 雑誌が 理論を 主と するにも かかわらず - 発表することが できた。

http://www.redcritique.org/WinterSpring2006/uncriticalreadingandthediscourseofanticommunism.htm

私の、フルシチョフの 「秘密報告」 の 虚偽に 関する 詳しい 研究は、2006年 末までに だせるだろう。