web archive

かつて 左翼であった David Horowitz の 著した すさまじい本 "the Professors" が、その悪どさゆえに それに 見合った 反発を 受けている。 その中から 2つほど 訳して 紹介してみる。
初め、全部 訳してから [シラノの新聞] に 入れるつもりだったが、それだと いつまでたっても 終わりそうに ないので ... (T_T)
まず 1つ目は、実際に Horowitz と ラジオ番組で 公開討論をした Mark A. LeVine の blog に 載った 反駁文。
http://hnn.us/blogs/entries/23963.html
同じ 主旨のものが MotherJones.com の column にも 載っています。
http://www.motherjones.com/commentary/columns/2006/05/dangerous_professors.html
また、ラジオで 行われた 討論の 内容は、mp3 file で net に 公開されている。
http://progressive.playstream.com/motherjones/progressive/horowitzlevine.mp3 (30 min)

David Horowitz との 討論

Mark A. Levine

最初、David Horowitz が 右翼知識人の 「巨人」として その 著した 新刊書 "the Professors" の中で、私を U.S.A. における 101人の 非常に危険な 教授の リストに 含めたと 聞いて、自分自身 とても 気に入った。 ネオコン (the neoconservative movement) の 先達の 1人から このような名声を 受け取ることは、つまりは、名誉であった。 しかし 私の このウヌボレも、先週 彼も 参加した Mother Jones Radio (Mojo) での 討論で、彼が 実際には 私の本や 学術論文を どれも 読んでなくて、ただ 私の website と たぶん Mojo に 載ったものを 1つ2つ 精読しただけで あったことから、わずかの 迷いも なく、すぐさま 地上へと 引き戻された。 実際、彼は 本の中で 私について 現実に 「調査」をした 学生の ことさえ 知らなかった。

これは まちがいない。 U.S.A. の 高等教育システムにおける 知的な、そうでなければ 政治的な 腐敗 (Horowitz は 悩んだ末、それが どちらの 腐敗かは 決めかねたが) を 暴露したことに なっている 本の 著者は、われわれの 社会の モラルの 在り方に 対し ひどい 脅迫からなる 主張を 突きつけた その教授の 業績を 読まなくては ならないとは 少しも 考えていなかった。 当然、彼が 暴露本を 製作するのに、Hantty と Colmes とで 費したのは まるまる 1週間に すぎなかった。 He's Fox's dream public intellectual.*1 当然だが、彼は これほど 多くの 教授が 彼ら自身の 業績を 積み上げていること自体が 現実に 脅威であると 考えている。

彼の 夢の国から 外へと 出ると、このように 真実へと 立ち向かう 騎士を きどることは、特に 現在 パリへ 出向していて、そこで フランス人 - 政治的議論を もつ 教授を 実際に 含んだ - の 全ての 世代を 観察していると、少々 涙をさそう 態のものだ。 しかし、現実に 主要な メディアは、それについては 何も 知らないように 思える ある種の 人々の 集団について 書いている 1人の 男に 多くの 時間を さいており、彼の本を 買うであろう 数千の 人たちには 触れず、David Horowitz の 心情そのものが メディアの 共有する 実態である、とでも いうように、この 何も 知らない 男のことを 人々へと 知らせることには 何の 問題も ないようだ。

実際 Horowitz が 彼の リストで 多少とも 知っていると 思われる わずか 2人の 人物が、Cornel West と Ward Churchill である。 私の 判断しかねる ある理由から、Horowitz は West に 対し、まるで 変質者や、子どもから キャンディを 取り上げる 人間のため とってあったような 激情を 伴った 憎しみを 抱いている。 ラジオでの 討論で Horowitz が 説明した ところに よれば、West の 大罪とは、 ここ 数十年 彼が 学術論文を 発表しなかったことに ある。 これは Horowitz の 全ての 主張と 同様、West の CV online を よく 読めば 実証できるように、明白な 虚偽である。 しかし Horowitz に とっては、この真実は、とりわけ West が 大学において "black militant" と なった 事実に 比べれば 小さなことだと 思われる。 こうして 彼は、 1人の 教授を それに 値しない 「タレント」 だと レッテルを 貼ったことを 正当化したのだ。

*1:public intellectual = 公職にある 知識人