useless tips

E. Kasner の 「数学の世界」を 読むと、数学の言葉と 日常に 使われてる言葉との くいちがいについて 述べられている。

数学には group, family, ring, simple curve, limit などという やさしい言葉が たくさん でてきます。
ただ これらの言葉は、日常の会話で 使われるときよりも、ずっと 多くの意味を もっています。
そして、それらのことばは ますます 専門的に 使われるようになるにつれて、その数学的な意味は いよいよ わかりにくくなっていきます。
たとえば、function という言葉は、おそらく 全数学史を通じて 最も 重要な概念を あらわす言葉でしょうが、しかし 多くの人々は function という言葉を 聞けば*1 evening party ということを 思うかもしれません。

そうだよね。 プログラムの世界でも、function は 関数と 訳すけど、その働きは よく似てるが、正確には 数学のそれとは 別のものです。
recursive (再帰) なんて 普通の 英和辞典に 載ってないし、token (トークン) も どう 訳したらいいか わからない。
その上、カタカナに しただけの 用語にも ヘンなのがある。 routine, sub-routine が どうして ルーチン、サブルーチンと 表記されるのだろう。ルーティンでは ないの ?
そりゃ 名犬リンチンチンは リンティンティンとは いわないけど、妖精の ティンカーベルは チンカーベルじゃ ないでしょう !


などと 文句いってますが、7月16日分*2の 日記では、

Trees have the natural property that the time complexity of any operation not involving every element in the tree is equal to the height of tree.
This results in very good performance provided the height is close to optimal.

のところを、なんだかな〜という 訳しかたを してる。 次のほうが わかりやすい気が ...

木 - tree - には もともと、木の 各要素に 依拠することなく、どんな操作においても、その計算時間 - time complexity - が、木の高さ - height of tree - と 等しくなる (比例している) という 特性を もっています。
その結果、(木の) 高さを 最適なものに 近づけることで、非常に良好な性能が 引き出せるのです。

読み返すと、いろいろ アラが でてきそうで、ちょと コワイ ...

*1:U.S.A.だと

*2:←訂正、11日のは 消したんだった ...