メモ・未来型公害
子宮頸がん (HPV) ワクチン被害を考えるために
0. Rosalie Bertell "Radioactivity: No Immediate Danger ?" (1991)https://t.co/8YIzpSb12w
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1. "I would encourage chemists who have never worked with radiation to begin thinking about radioactive chemicals; these form a spectrum from low to high human toxicity." (Rosalie Bertell)
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2. "On the other hand, radiobiologists often know nothing about dioxins or other toxic chemicals; there needs to be dialogue between these fields because all human life is threatened." (Rosalie Bertell)
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3. "The hazards are all serious, but I would put nuclear pollution at the top of the list. " (Rosalie Bertell)
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0. 武谷三男著『科学大予言』(光文社 カッパブックス 1983年刊) から抜き書き。
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1.「戦前型の公害は、ある特定の地区に集中してあらわれた。それゆえ対策は、やる気があれば、比較的かんたんに立てられた」(武谷三男)
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2.「しかし、戦後の技術革新による公害は、人間の感覚に触れない。色や音や臭い、といった形ではあらわれてこないのだ。ここに現代の公害の、いちばんの特徴がある」(武谷三男)
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3.「未来の公害は、しかし、さらに恐ろしいものになる。未来型の公害の特徴は、極端に言えば、原因不明の患者がひとりでたときには、もうすべての人がアウトになっているという点だ」(武谷三男)
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4.「例えば食品公害というのは、未来型のひとつの典型例であろう。それを食べた者は、だれかれとなく身体の内部から汚染され、次の世代に身体障害者を生む」(武谷三男)
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5.「そして、未来型公害のもうひとつの典型が、放射能汚染である。放射能というものは、人間の感覚にはまったく触れない」(武谷三男)
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6.「数年で発病して死んでしまうほどの放射性物質が、われわれの頭の上に降りそそいでも、それを測定する計器を持っている人以外には、全然わからない」(武谷三男)
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7.「放射能による汚染源は、核実験と原子力発電所だけだと考えたら、とんでもないまちがいである。われわれの身近なところに、今はいくらでもあるのだ」(武谷三男)
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8.「放射能汚染にかかわる事故で、環境への影響のないものなど、科学的に言ってありえないのである」(武谷三男)
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9.「微量の放射能による影響は、その時点では目に見えないだけで、未来に影響しないとはだれにも言えないからである」(武谷三男)
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10.「現在、放射性物質、あるいは強力な放射線発生装置を扱っているところは、日本全国に 4000ヶ所ほどもあるという」(武谷三男)
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11.「大学の研究所をはじめ、医療や農業、そして工業などにも、放射線は使われている。農作物の品種改良やコンピュータの部品製造、その他ガン治療など、使われ方はさまざまである」(武谷三男)
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12.「しかも、事故が発覚しているのは、大学の研究室や病院においてばかりである。企業の放射能汚染事故というのは、ほとんど知られていない」(武谷三男)
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13.「しかも、そのような企業の工場、研究所の多くは、われわれの住宅街と塀ひとつ隔てたところにある」(武谷三男)
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14.「放射性物質を扱う企業はますます増える傾向にある。そのうえ、政府の放射線労働者への放射線規則も、ますます緩和されようとしている」(武谷三男)
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15.「目に見えないだけでなく、不特定多数の人間に見さかいなく襲いかかる。あるものは地球規模でそれが起こる。これは未来型公害の、第二の代表的性格というべきものだ」(武谷三男)
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16.「そして放射能によって発ガンしているとしても、20年も前に体内に取り込まれた微量の物質との因果関係など医学的に証明することは、実際はほとんど不可能なのである」(武谷三男)
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17.「もちろん、放射性元素は天然の形で人体内にも地中にも存在し、これも天然のガンなどのもとになっている。しかし、だから人工のものなど無視してよいと考えるのは、たいへんなまちがいである」(武谷三男)
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18.「人工の放射性元素は、追加的に白血病やガンを発生させ、遺伝障害のもととなる。そのうえ、長い歴史の間にできた天然のバランスを、くずしてしまうことになる」(武谷三男)
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19.「まさに、何が起こるかわからないような状況が、人工の放射能によって、自然界につくり出されようとしている」(武谷三男)
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20.「添加物の場合、その使用が広範囲であるため、一般市民のほとんどが食べざるをえない、という状況である。問題は、なんでわれわれがそんなものを口にしなければならないのか、ということだ」(武谷三男)
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21.「われわれの生活に深くかかわっている化学物質の中に、現在、続々と発ガン物質が発見されている。食品添加物、着色料、苦味料、甘味料をはじめ、調味料、殺菌料、香料、そして農薬はもちろん、医薬品にまでも、発ガン物質の含まれていることが明らかになっているのである」(武谷三男)
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22.「われわれの身辺は、人工の発ガン物質だらけである。かりにこれらのものがすべて肉眼で見えたなら、その恐ろしさのあまり、みんなショックで死んでしまうのではないか、とさえ思われる」(武谷三男)
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23.「放射能の場合、ここまでの量はすべての人間にとって大丈夫というような、基準になる量を規定して、それを『許容量』とすることはできない」(武谷三男)
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24.「そんな基準量内でも人間に、ある確率で、白血病、ガン、遺伝障害をもたらす。さらにまた、その人間が幼児であるか大人であるかによって、放射能による障害の発生率は全然ちがってくる」(武谷三男)
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25.「個人の体質によってもちがってくるだろう。わずかな放射能を受けただけで白血病になる人もいれば、そうでない人もいる」(武谷三男)
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26.「ところで、現在も添加物のどっぷりと含まれた食品が横行している。しかし、添加物によって、いったいいかなる健康上の『有利』があるのだろうか」(武谷三男)
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27.「食品添加物は、本質的にそれがどんなに微量であっても、有害なものであることは明らかである。そういう物質を食べることによる『有利』とは何か」(武谷三男)
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28.「じつはそれは、企業によってのみ有利である。腐る心配がないから、長期保存、大量生産もできるし、衛生管理もある程度、手を抜ける」(武谷三男)
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29.「遠く離れた地域、諸国から、一括買い、長距離輸送でもって大量の原料、製品を運びこむこともできる。そうなれば経費もかからないし、製品もたくさんさばけて、利潤がどんどん増える。企業にとっては、百利あって一害なしである」(武谷三男)
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30.「次に出てくる反論というのが、またくせものである。『因果関係』というやつである」(武谷三男)
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31.「公害病の場合、たいていは、有毒物質を『微量長期』摂取することで発病する。そのうえ、前例のない奇病がほとんどであるから、原因の究明がきわめて困難なものである」(武谷三男)
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32.「犯罪であるなら、被告の犯罪を立証する証拠に、疑わしき点がある場合『疑わしきは罰せず』というのが原則である。しかしわれわれの生命にかかわる公害はその逆で、疑わしきものが発見されたなら、すぐにその時点でやめさせなければならない」(武谷三男)
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33.「とくに学会の犯した過ちは大きい。公害のような場合、少なくとも大学側は、行政への対応も含めて、次の 3つの原則を守るべきだったのだ」(武谷三男)
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34.「まず、すでに説明した特異事情から、被害者に因果関係の説明を要求すべきではないこと。次に、有害が証明されないからやってよい、という論理が成立しないことを認める」(武谷三男)
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35.「さらに、無害が完全に証明されたことを、その範囲だけでやってよい、とすること。以上の 3点は、未来にも、もちろん守るべきポイントである」(武谷三男)
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36.「最近、日本でも、遺伝子操作の研究制限を大幅に緩和することに、政府はゴー・サインを出した。しかし、細菌という危険な生命体を扱うのに、政府や企業は、その研究の人類にとっての意味を明らかにしているだろうか」(武谷三男)
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37.「遺伝子工学は、あたかも将来、ガンを撲滅する技術の花形であるかのように、思われている。しかし、政府および企業の側からは、その危険性について、われわれはほとんど知らされてないのである」(武谷三男)
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38.「『菌』というものは放射能と同じで、われわれの目には見えない。体内に入り込み、われわれ自身が異常を感じるまでは、存在に気づきようもない」(武谷三男)
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39.「しかし、菌は放射能とはちがって、かってにどんどん増殖する特性がある。そこがある意味で、放射能よりも恐ろしい点である。慎重のうえにも慎重を期して、研究しなければならないという理由のひとつも、ここにある」(武谷三男)
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40.「まず専門的な知識はあっても人権意識のまったくない、倫理的な判断基準も失われた、一種の『科学バカ』である学者・研究者が、とんでもない実験をかってにしでかす。そんな危険性が生じる。このような研究は、科学の発展に何の役立ちもしない」(武谷三男)
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41.「ある分子生物学者。日本では第一線の進歩派といわれている学者で、そのうえに思想家としての肩書さえもっている人が、次のような発言をした。『身体障害者はみんなの迷惑になっている』」(武谷三男)
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42.「『だから身体障害者というのは、社会に負担をかけないようにすることを、自分の義務と考えなければならない。そのことで問題は解決するのだ』と、平気な顔をして言っているのである。こんな学者が、今の遺伝子操作の研究をやる」(武谷三男)
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43.「すなわち功名心が『学問』の主要な動機となっている。科学技術にたずさわる人間が、すべてこのようであるかぎり、もはや科学に未来はあるまい」(武谷三男)
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